イタリアとマリーシア

先日、ローマを旅行した時に感じたことを少し。

スリや泥棒が多いというのは事前に聞いていたけど、
行ってみてそれを実感。怪しげな人の多さ。
地下鉄などで露骨に物色している視線を感じたり、
街角で肌寒いと思ってカバンからセーターを取り出していたら、
向こうから、じーっと注視されたり。
人ごみのなかから、肩紐の千切れたカバンを握り締めて
後ろを何度も振り返りながら走り去っていく二人組みを見たり。

これがこの国の日常なんだな、と感じた。

でも、こういうのが無くならないってことは、
イタリア人一般はこういう習慣に
少なくとも否定的じゃないってことなんだろうと思う。
あるイタリア人に言わせれば「やられる方が悪い」ということらしい。

そこでふと思ったのが、実はこういう習慣、
むしろイタリアでは美学だったりするのか?ということ。
いかに日常を抜け目なく、(狡)賢く生きるか。
そういうのが生活の前提にあると、きっと国民全体がアグレッシブというか、
狡猾になる(ならざるを得ない)んじゃないかと想像する。

(勿論イタリアを否定的に言いたい訳じゃない。
これは非常に限定的な一視点からの見方で、
他の観点から見れば、イタリア人はすごく人懐っこくて陽気だ。
いろんな事情をさしおいて、一度は訪れる価値のある魅力的な国だと思う。
僕自身、出きれば何度も足を運んでみたい)

そこで更に思ったのが、こういう習慣って、
イタリアの対人競技の上手さにも表れているんじゃないかってこと。
具体的にはイタリアサッカーの上手さについてなんだけど(笑)
よく「マリーシア」て言葉で表現されるけど、
いかに狡猾に相手を出し抜けるか、上手くファウル出来るか、
というのは、サッカーみたいな対人競技では効果が高いと思う。
こういう習慣の所に暮らしていると、
自然とそういうセンスも身に付けてくるのでは?と想像した。

もちろんイタリアサッカーの厳しさは、これだけじゃないはず。
技術的にも優れているんだと思う。
でも、サッカーそのものの技術に関してはド素人なので、何も言えない(笑)

ただ、最近の日本人選手もこの「マリーシア」、
上手くなってきてるような気がする。

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  ~ コロッセオ近くで見た草サッカー ~
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by daiszke | 2006-05-11 22:01 | ヨーロッパの国々  

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