クノッソス宮殿 ~ギリシャ神話編2~

ミノタウロスを迷宮に閉じ込めたものの、
一方でミノス王は寛容でもあった。
怪物をそのまま放置したのではなく、定期的に食糧を与えて養っているのだ。
伝説を深読みすれば、もともとは王の身から出た錆でもあるし、
後ろめたく感じるところがあったのかも知れない。

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では、どう養ったかというと。

クレタはその頃、奇しくもアテネとの戦争に勝利した頃。
そこで戦勝国であるクレタは、敗戦国アテネに対して、
毎年7人の少年少女を、ミノタウロスへの供物として納めることを命じたのである。

アテネにとっては「重税」である。

しばらくそのような情勢が続いたが、
納税者のアテネにとっては、やはり面白くない。
次から次へと将来ある若者達を奪われていくのだ。
当然、一計案じられることとなった。
その打開策とは、生贄の中に勇者を忍び込ませて、
ミノタウロスを退治させる、という大胆なもの。

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そこに送り込まれた勇者とは・・・
アテネの王位継承者、テーセウスである。


そんな危険な任務に、軽々しく皇子を送り込むなんて、なんて軽率な(@_@;


…と思ってしまうかも知れないが、
当時は一際抜きん出た功績を収めないと、
リーダーとして認められない習慣があったらしい。
為政者もしかり。

かくして「重税」からアテネを解き放つべく、
また英雄として認められるべく、
テーセウスは勇敢にクレタに赴く。
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by daiszke | 2010-08-27 01:21 |  

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