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通訳

公開レッスンで、公式通訳に呼ばれる機会があった。

個人レッスンで偶然、英語やハンガリー語を訳したことはあったけど、
公式通訳として呼ばれるのは、初体験!
最初は、大勢を前にして、ちゃんと喋れるかな~というかすかな不安があった。

でも、これがなかなか素晴らしい体験だった!
ハンガリーでもとても素晴らしい先生のレッスンに配置され、
通訳しながら自分も学べて、仕事中に無駄な時間が一秒もない!

先生は、シンプルかつ核心をついたコメントばかり。

通訳の役割は言葉をただ変換するだけじゃないと思う。
先生が学生の演奏を聴いて、何を思い、どこをどう訂正しようとするか、
その理由はなぜか、つまり思想まで読み取って伝えなきゃいけない。

今回は、先生が言葉を発する前に、何を感じて考えてるか大抵分かったので、
その先の発言にも大体予想がついた。
音楽、ハンガリー語共にしっかりやっておいて良かった。
今までに学んだことが、一つも無駄でないことを確認できた。
次はドイツ語も同じようなレベルにしたいな~。
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by daiszke | 2007-10-12 20:29 | 日々のひとりごと  

こんどはイェフィム・ブロンフマン

なかなか面白いコンサートが続いている新シーズン。
ペライアに続き、今度はブロンフマンが演奏会。
ブダペスト・フェスティバルオーケストラとの組み合わせで、
ブラームスのピアノ協奏曲第2番。

名曲中の名曲に、ハンガリーでは1,2を争うオケと名手のコンビ。
ということで、また足を運んできた。

ブロンフマンは初めて見るんだけど、
予想していたよりも遥かに良い体格。
これは相当弾きそうだな~、という予感。
そして見事的中。

ブラームスの2番って、簡単だったっけ?と思わせるような弾きぶり!
ペライアとはまた違ったタイプの個性をもっていて、
かすりもしないで、さらっと弾いてくれた。

そして、またフェスティバルオーケストラが見事。
ハンガリーのお国自慢とも言える水準を誇るホルンをはじめ、
重厚感たっぷりのブラームスを聞かせてくれた。

ますますブラームスの2番が好きになってしまった♪
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by daiszke | 2007-10-05 02:10 | 音楽  

マレイ・ペライア

世界的ピアニストのマレイ・ペライアが、ブダペストに来た。
コンサートがあることは半年前から告知されていたので、
早々とチケットを買い、楽しみにしていた。
ペライアは、10年以来のファンで、
日本で学生をやってる頃から、目標にしてきたピアニスト。
そしてライブを聴けるのは初めて!

最近のハンガリーは、ブレンデルといいペライアといい、なかなか頑張っている。
そういえば、キャンセルになってしまったバレンボイムもあったけど…

演奏会当日は、満席。
地上階、7列目の席で、舞台が間近に見える。
舞台上にもびっしり臨時席が置かれて、弾くのは大変そうだな~という様相。

そして、ペライア登場!

前半は、バッハの組曲から始めて、ベートーヴェンの田園へと続く。
あの、長年憧れてきた音楽と音楽家が、目の前にある!
未だ経験したことのない程の感動が胸に迫る。
どこから響いてくるのかわからないような、天上の響きのような音。
弾力的な珠を転がすような、均整の取れ尽くしたタッチと、
あくまで柔らかい、春風がなでるような暖かい音色。

すごい…

後半は、ブラームスの作品118。これがまた絶品。
そして、最後にショパンの練習曲から、エオリアンハープと、作品10の4。
アンコールも3曲ほど、たっぷり聴かせてくれた。

まさに洗練の極地のような音楽。
演奏中に、何度溜息ついたか分からない(笑)
どうやってあんな音楽家が出来上がるのだろうか。

そして終演後、こんな機会はめったにないと思い、楽屋まで挨拶に。
軽くお話して、握手してもらった。そこでまた感動(笑)
どこかで教えてないのか、マスターコースとかはないのか聞くと
「今は殆ど教えてないんだ。ごめん」とのこと。とても残念だ…。

しかし、久し振りに大変満足させてもらった夜だった。
自分にとっては、間違いなく、今まで聴いたコンサートの中でベスト。
そして、人生で目標とし、憧れてきた人との出会いは、
本当に特別な瞬間なんだということが分かった夜でもあった。
ペライアには是非またブダペストに来て欲しい。

とても豊かな気持ちにさせてもらったので、
帰りにはちょっと高級なワインを買って、
演奏会の余韻とともに美味しくいただいた。
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by daiszke | 2007-10-02 21:18 | 音楽