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ハンガリー動乱再来?

ブダペストでは19日から毎夜、街の中心地で暴動が起きている。
もともとはただのデモなのだが、夜遅くなると暴徒化している。
ペストの主要な大通りで、1万人を超える群集と機動隊が衝突しているようだ。

これまでに現与党である社会党本部、ハンガリーTV局が襲撃され、
200人以上が負傷、130人以上の逮捕者が出ている。
警察車両を含む多数(噂では16台とか)の路上の車が燃やされた。
TVで見る映像は、戦争というか、内紛そのもの。


ニュースで初めてこの騒動を知り、
最初はどうしてこんなことになっているのか訳が分からなかったのだが、
どうもジュルチャーニ首相の失言が引き金になったようだ。
と言うのは、総選挙があった今年の春先に、
『自分達はこの4年間、意味あることは何もしてこなかった。
国の経済状態は最悪だが、選挙に勝つために
自分達が成果を挙げているように嘘をついてきた。』
と汚いスラングを交えて発言していたことがリークされた模様。
録音がマスコミに流れたらしいのだ。
(録音するなよ・・・)

首相は今年再選したばかり。
公約では経済再生計画を打ち出していたが、
再任後、蓋を開けてみればただの増税政策。
唯でさえ年を追うごとに激しくなるインフレ、
EU加盟後も大して上がらない給料、
政府には膨大な量の使途不明金、
そこに追い討ち(かつ不意打ち)とも言える増税。

国民の不満は、爆発するべくして爆発したと言える。


しかし今更?

誰がどう見ても、前々から経済状態は最悪だ。
統一通貨のユーロを導入するなんて、
タチの悪い冗談にしか聞こえない。
首相をはじめとするこれまでの社会党の発言・発表は、
信用に足りないものであることは一目瞭然だったのでは。

だからこのニュースを聞いたときも
「やっぱりなぁ。でもなんで口にしちゃうかな~」
というのが率直な感想だったし、
『騙してたのか~!』と騒いでいるハンガリー人達にも、
「エッ、本気で信じてたんですか!?」である。

さて、そんなハンガリー、近々EUの視察を受ける模様。
これまでの2年間、EU支援金がどのような使途に使われたかを
チェックするのが目的であるのだが・・・。
なんともタイムリーな視察。


これはもう、国を挙げての大コントをやっているようにしか見えない。


しかしこの暴動も、例に洩れず、
段々本質からそれてきている模様。
警察によれば、一般市民に加え、
多数の極右勢力、サッカーフーリガンも含まれているようだ。
デモに便乗して暴力行為に及んでいるようである。

しばらく、夜毎の内紛は続きそうである。
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by daiszke | 2006-09-22 02:05 | 日々のひとりごと