マレイ・ペライア

世界的ピアニストのマレイ・ペライアが、ブダペストに来た。
コンサートがあることは半年前から告知されていたので、
早々とチケットを買い、楽しみにしていた。
ペライアは、10年以来のファンで、
日本で学生をやってる頃から、目標にしてきたピアニスト。
そしてライブを聴けるのは初めて!

最近のハンガリーは、ブレンデルといいペライアといい、なかなか頑張っている。
そういえば、キャンセルになってしまったバレンボイムもあったけど…

演奏会当日は、満席。
地上階、7列目の席で、舞台が間近に見える。
舞台上にもびっしり臨時席が置かれて、弾くのは大変そうだな~という様相。

そして、ペライア登場!

前半は、バッハの組曲から始めて、ベートーヴェンの田園へと続く。
あの、長年憧れてきた音楽と音楽家が、目の前にある!
未だ経験したことのない程の感動が胸に迫る。
どこから響いてくるのかわからないような、天上の響きのような音。
弾力的な珠を転がすような、均整の取れ尽くしたタッチと、
あくまで柔らかい、春風がなでるような暖かい音色。

すごい…

後半は、ブラームスの作品118。これがまた絶品。
そして、最後にショパンの練習曲から、エオリアンハープと、作品10の4。
アンコールも3曲ほど、たっぷり聴かせてくれた。

まさに洗練の極地のような音楽。
演奏中に、何度溜息ついたか分からない(笑)
どうやってあんな音楽家が出来上がるのだろうか。

そして終演後、こんな機会はめったにないと思い、楽屋まで挨拶に。
軽くお話して、握手してもらった。そこでまた感動(笑)
どこかで教えてないのか、マスターコースとかはないのか聞くと
「今は殆ど教えてないんだ。ごめん」とのこと。とても残念だ…。

しかし、久し振りに大変満足させてもらった夜だった。
自分にとっては、間違いなく、今まで聴いたコンサートの中でベスト。
そして、人生で目標とし、憧れてきた人との出会いは、
本当に特別な瞬間なんだということが分かった夜でもあった。
ペライアには是非またブダペストに来て欲しい。

とても豊かな気持ちにさせてもらったので、
帰りにはちょっと高級なワインを買って、
演奏会の余韻とともに美味しくいただいた。
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by daiszke | 2007-10-02 21:18 | 音楽  

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